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第7回文化セミナー

「児童文化の中のドラマ」

◆日時/2002年11月24日(日)
   〔開場〕午前11時
   〔開演〕正午~午後4時30分

 ●基調講演:河合隼雄 氏
 ●鼎 談 :河合隼雄 氏/岸田衿子 氏/岸田今日子 氏
  コーディネーター:斎藤惇夫 氏

◆会場/小樽市民会館

河合 隼雄 氏

1928年生まれ。奈良県在住。
文化庁長官
臨床心理学者
絵本・児童文学研究センター名誉会長

京都大学数学科を卒業後、高校の数学教師となり、同時に臨床心理学を学びはじめる。天理大学勤務後、アメリカ、スイスに留学し、日本人で初のユング派分析家の資格を取得。帰国後はユング心理学の普及につとめるとともに、臨床心理学の発展に力をつくす。また、神話や昔話(ファンタジー)の研究も行い、海外の神話との比較研究、日本文化論等を臨床心理学者としての立場から国内外の講演等を通じて多く発表している。
『昔話と日本人の心』で大佛次郎賞、『明恵、夢を生きる』で新潮学芸賞を受賞。現在、岩波書店より『河合隼雄著作集』第Ⅱ期を刊行中。

岸田 衿子 氏

群馬県在住
詩人・絵本作家

東京芸術大学油絵科を卒業。その後、詩や散文を書き始める。
1962年、同級生だった中谷千代子の絵で『かばくん』を発表。以後、同コンビで『ジオジオのかんむり』『スガンさんのやぎ』『かえってきたきつね』(第21回サンケイ児童出版文化賞大賞)などを発表。
主な作品として、詩集『あかるい日の歌』『ソナチネの木』、童話絵本『木いちごつみ』『へんなかくれんぼ』『森のはるなつあきふゆ』『どうぶつはいくあそび』『野の花の道』、エッセイ集『ふたりの山小屋だより』(妹今日子と共著)、音楽詩劇『オンディーヌ』(放送イタリヤ賞・文部大臣賞)など。
父は劇作家・佛文学者の岸田國士、妹は今回共演の岸田今日子。

岸田 今日子 氏

東京都在住
女優

自由学園高等科を卒業後、文学座、劇団「雲」を経て、演劇集団「円」に設立より参加。「円・子どもステージ」の企画者としても活躍している。主な出演作として、舞台「聖女ジャンヌダーク」「マクベス」、映画「砂の女」「破戒」(毎日映画コンクール助演女優賞)、テレビ「あ・うん」「徳川慶喜」アニメーション「ムーミン」の声などがある。1964・1997年にブルーリボン助演女優賞を受賞。主な作品として『子どもにしてあげたお話・してあげなかったお話』『妄想の森』『あの季この季』など。

斎藤 惇夫 氏

1940年生まれ。埼玉県在住
児童文学家

立教大学法学部卒業。一般企業に勤務した後、スミス著『児童文学論』、アザール著『本・子ども・大人』を読み、好きな児童文学に専心しようと決意して福音館書店に入社。2000年7月退社。二十代に書き上げた『グリックの冒険』で第4回児童文学者協会新人賞を受賞。主な作品に『グリックの冒険』『冒険者たち』『ガンバとカワウソの冒険』、近著に『僕の冒険』(日本エディタースクール出版部)、『現在、子どもたちが求めているもの』『子どもと子どもの本に捧げた生涯』(ともにキッズメイト)がある。


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