第16回文化セミナー
“子どもの宇宙”に挑む
◆日時/2011年11月20日(日)
〔開場〕午前11時20分
〔開演〕正午
●講演 : 養老孟司 氏 「あえて身体について語りたい」
●鼎談 : 河合雅雄 氏/養老孟司 氏/銭谷眞美 氏/斎藤惇夫 氏(コーディネーター) 「河合雅雄と語る」―ガキ大将にワルガキがきく―
◆会場/小樽市民センター
河合 雅雄 氏
1924年兵庫県生まれ。京都大学名誉教授、兵庫県立丹波の森名誉公苑長。絵本・児童文学研究センター名誉顧問。専門は生態学、人類学。
サルからヒトへの進化の問題を研究。朝日賞、NHK放送文化賞、紫綬褒章、日本学士院エジンバラ公賞などを受賞。著書に『少年動物誌』(野間児童文芸賞推奨作品賞、福音館書店)『子どもと自然』(岩波書店)、『人間の由来 上・下』(毎日出版文化賞、小学館)『小さな博物館』(産経児童出版文化賞、筑摩書房)、『河合雅雄著作集』全13巻(小学館)、「河合雅雄の動物記」シリーズ(フレーベル館)の『大草原のウサギとネコの物語』『三羽の子ガラス』(産経児童出版文化賞推薦受賞)など多数。
養老 孟司 氏
1937年神奈川県生まれ。東京大学名誉教授。医学博士。東京大学医学部卒業。同大学院博士課程修了。
1995年、東京大学医学部教授を退官。以後、北里大学教授(大学院医療人間科学)を歴任。専門は解剖学。著書に『唯脳論』(青土社)、『形を読む』(培風館)、『バカの壁』『死の壁』(新潮社)。『養老孟司の<逆さメガネ>』(PHP研究所)、『からだの見方』(筑摩書房)、『身体の文学史』『養老孟司の大言論』Ⅰ~Ⅲ(ともに新潮社)など社会時評から科学論、文学論まで多数。
銭谷 眞美 氏
1949年秋田県生まれ。東京国立博物館館長。東北大学教育学部卒業。絵本・児童文学研究センター顧問。
昭和48年4月文部省入省。河合隼雄文化庁長官の下で文化庁次長、文部科学省生涯学習政策局長、初等中等教育局長を経て平成19年7月文部科学事務次官。平成21年8月より現職。趣味、博物館めぐり、読書。
斎藤 惇夫 氏(コーディネーター)
1940年新潟県生まれ。児童文学作家。絵本・児童文学研究センター顧問、児童文学ファンタジー大賞選考委員長。
長年、福音館書店の編集責任者として子どもの本の編集にたずさわる。2000年より作家活動に専念する。1970年『グリックの冒険』(児童文学者協会新人賞、岩波書店)で作家としてデビュー。著書に『冒険者たち』(国際児童年特別アンデルセン賞優良作品)『ガンバとカワウソの冒険』(野間児童文芸賞)『なつかしい本の記憶』共著(ともに岩波書店)、『現在、子どもたちが求めているもの』『子どもと子どもの本に捧げた生涯』(ともにキッズメイト)。『いま、子どもたちがあぶない!』(共著、古今社)。2010年刊行のタイム・ファンタジー『哲夫の春休み』(岩波書店)は28年ぶりの書き下ろし注目作。