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第21回文化セミナー

「みみをすます ―人・詩・絵本―」

◆日時/2016年11月20日(日)
    〔開場〕午前11時20分
    〔開演〕正午

 ●1部 講演
 ●2部 シンポジウム

◆会費/全席指定 5,400円  

◆会場/小樽市民会館

◆問合せ/絵本・児童文学研究センター
  小樽市色内1-15-13大同ビル4F
  ℡ 0134-27-0513 / Fax0134-29-4624

養老 孟司 氏

1937年、神奈川県生まれ。解剖学者。東京大学医学部卒業。東京大学名誉教授。絵本・児童文学研究センター名誉顧問。
標本作りなどデータを集積する基礎的研究の一方で、長年の解剖研究の結果から、身体および脳を中心として、社会、文化の問題を考える“唯脳論”を提唱し、理科と文科の学問の統合をめざしている。科学的領域にとどまらず、文学方面にも活動の幅を広げ、本来の虫好きもこうじて、以前から取り組んでいる環境問題にも力を注ぐ。1989年『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。新潮新書『バカの壁』は大ヒットし2003年のベストセラー第1位、また新語・流行語大賞、毎日出版文化賞特別賞を受賞。

谷川 俊太郎 氏

1931年、東京都生まれ。詩人。
1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。 1962年「月火水木金土日のうた」で第四回日本レコード大賞作詞賞、 1975年『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、 1982『日々の地図』で第34回読売文学賞、 1993年『世間知ラズ』で第1回萩原朔太郎賞、 2010年『トロムソコラージュ』で第1回鮎川信夫賞など、受賞・著書多数。 詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表。 近年では、詩を釣るiPhoneアプリ『谷川』や、 郵便で詩を送る『ポエメール』など、 詩の可能性を広げる新たな試みにも挑戦している。

西巻 茅子 氏

1939年東京都生まれ。絵本作家。
学生時代からリトグラフ、エッチングを手がけ、日本版画家協会展新人賞、同奨励賞受賞。絵本の読者である幼い子どもたちの絵を見る目、絵を描く力の確かさに敬意を払い、尊敬を込めて絵本を描き続けている。代表作『わたしのワンピース』は、親子二代にわたるファンも多く、男女を問わず子どもたちに愛されている。『ちいさなきいろいかさ』(もりひさし文/金の星社)で第18回産経児童出版文化賞受賞。『えのすきなねこさん』(童心社)で、第18回講談社出版文化賞絵本賞受賞。

斎藤 惇夫 氏

1940年、新潟県生まれ。児童文学作家。児童文学ファンタジー大賞選考委員長、絵本・児童文学研究センター顧問。
長年、福音館書店の編集責任者として子どもの本の編集にたずさわる。1970年、デビュー作『グリックの冒険』で日本児童文学者協会新人賞。1979年『冒険者たち』で国際アンデルセン賞優良作品、1983年『ガンバとカワウソの冒険』で野間児童文芸賞。2000年に福音館書店を退社し、創作活動に専念する。
来春、待望の新作『河童のゆうたの冒険』を刊行予定。

茂木 健一郎 氏(講師・コーディネーター)

1962年、東京都生まれ。脳科学者。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、英ケンブリッジ大学を経て現在に至る。  専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組んでいる。2005年『脳と仮想』で小林秀雄賞、2009年『今、ここからすべての場所へ』で桑原武夫学芸賞。2006年1月~2010年3月、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』キャスターを務めた他、現在も、様々なフィールドで活動している。


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