第8回文化セミナー
「学ぶ」
◆日時/2003年11月16日(日)
〔開場〕午前11時
〔開演〕正午
●第一部:講演
河合隼雄 氏/森 毅 氏
●第二部:シンポジウム
パネリスト 河合隼雄 氏/森 毅 氏/工藤直子 氏/佐伯 胖 氏
コーディネーター 工藤左千夫 氏
●第三部:フルートの宴(共演)
佐々木真 氏/河合隼雄 氏/佐伯 胖 氏/斎藤惇夫 氏
◆会場/小樽市民会館
河合 隼雄 氏
1928年生まれ。奈良県在住。
文化庁長官/臨床心理学者/絵本・児童文学研究センター名誉会長
児童文学ファンタジー大賞選考委員長
世界的な臨床心理学者として著名であり、著書多数。近著には『神話と日本人の心』(岩波書店)。
森 毅 氏
1928年生まれ。京都府在住。
京都大学名誉教授/数学者
1991年に大学を退官し、以後、自称フリーターとなり、新聞・雑誌・テレビなどで評論活動を継続中。文化論におけるユニークな観点やその切り口、その独特な語り調により幅広い層に人気を博している。著書は書評を中心とした『僕の選んだ105冊』『快食・快便・快読』『読書の森の散歩道』(青土社)の三部作のほか多数。
工藤 直子 氏
1935年生まれ。静岡県在住。
詩人/児童文学ファンタジー大賞選考委員
独特な創作詩のほかに、童話、エッセイの分野でも活躍中。著書には『てつがくのライオン』(理論社)『のはらうた』(1~4 童話屋)ほか多数。
佐伯 胖 氏
1939年生まれ。東京都在住。
青山学院大学文学部教授/東京大学名誉教授/認知心理学者
教育論の展開において、自らの専門分野とそれ以外の多様な観点からのアプローチを模索中。著書には『「学ぶ」ということの意味』『「わかる」ということの意味』(岩波書店)、近著には『「学び」を問いつづけて』(小学館)がある。
斎藤 惇夫 氏
1940年生まれ。埼玉県在住。
児童文学者/絵本・児童文学研究センター顧問/児童文学ファンタジー大賞選考委員
長年、福音館書店の編集責任者として子どもの本の編集に携わる。2000年に福音館書店を退社したあと、全国各地での講演や評論の分野で活躍。著書には「ガンバ」の児童文学の名著『グリックの冒険』(岩波書店)などがある。近著には『子どもと子どもの本に捧げた生涯』がある。
佐々木 真 氏
1942年生まれ。埼玉県在住。
音楽家/京都大学物理学修士/尚美学園大学非常勤講師
京都大学在学中に「日本音楽コンクール」に入選。1970~1994年まで、東京交響楽団の首席フルート奏者。現在、日本フルート協会の常任理事として、フルートの普及と愛好家の育成に熱意を傾けている。本セミナーの河合隼雄、佐伯胖、斎藤惇夫の各氏は佐々木氏の門下生で、今回の演奏を本センターの15周年の祝賀として師弟での共演となる。
工藤 左千夫 氏
1951年生まれ。小樽市在住。
絵本・児童文学研究センター理事長兼常任講師/光塩女子短期大学非常勤講師/ 児童文学ファンタジー大賞選考委員
生涯教育と児童文化の接点を模索するために本センターを開設。会員は全国で1500名を数え、2年半にわたる基礎講座(全54回)を開講するとともに、多様な公益事業に取り組んでいる。近著には『新ファンタジー文学の世界へ』。