御挨拶





小樽市ブックスタート協議会
会 長 千 葉 峻 三
(北海道済生会西小樽病院長 札幌医科大学名誉教授)

立ち上げ時の様子
立ち上げ時の様子
 小樽市ブックスタート協議会(絵本児童文学研究センター・小樽市保健所・市立小樽図書館・小樽市福祉部子育て支援課)では、小樽南ロータリークラブやボランティア団体(絵本児童文学研究センター ブックスタート運営委員会内「のはらうた」)等と連携して、2003年4月、小樽市の「ブックスタート」を開始いたしました。
 こんな小さな子に絵本は必要でないと思われるお母さんも居られると思いますが、実際に赤ちゃんに絵本を見せながら話しかけたり、読んであげたりすると、喜んだり、興味を示したりする赤ちゃんの意外な反応を見て、お母さんの方も感動して、積極的に赤ちゃんに絵本を読み始めるようになります。

 お母さんの胸のぬくもりに抱かれ、胎児の時から聴き慣れてきたお母さんの声と言葉によって、赤ちゃんが喜ぶことでお母さんも幸福感にひたり、母子の間に快い気持ちのかよいあいが生まれるのです。このように絵本を介して、子育てが楽しくなり、育児不安の軽減につながることも期待されます。
 私は小児科医になってから四十余年になりますが、子どもたちのダイナミックな成長と発達には、現在もなお感動をおぼえます。生まれてきた赤ちゃんが寝返りをし、ハイハイし、歩き出す、そして言葉を話しだすという人類進化の過程を再現する乳幼児期は、体格や運動機能のほか、知性や心など、人間としての土台が作られる大切な時期です。その子どもたちに私共の夢を託して、心身ともにすこやかに育つことを心から願っております。