ブックスタート事業のご紹介


ブックスタートとは?

 ブックスタート運動は、1992年、英国第2の都市であるバーミンガムで始まりました。教育基金団体であるブックトラストが中心となり、バーミンガム中央図書館、南バーミンガム保健局、バーミンガム大学教育学部の3者が互いに連携し、300家庭を対象に期間と場所を限定したパイロットスタディー(試験的実施)を行いました。

バーミンガム大学バリーウェイド教授らによる調査からは、ブックスタート・パックを受け取った家庭では本への意識が高まり、家庭でより深く本の時間を楽しむようになったことや、赤ちゃんの頃から本の時間を習慣として持つことが、その子の言語面 や計数面の考える力に大きな影響を与えたこと等が報告されています。


 日本では2000年の「子ども読書年」から、各地での取り組みが徐々に始まっています。

ブックスタートは、絵本をプレゼントするだけの運動ではありません。ブックスタートは、肌のぬくもりを感じながらことばと心を通わす、そのかけがえのないひとときを応援する運動です。そのために、図書館員さんや保健師さん、そしてそれに携わるボランティアのおかあさん方が、ブックスタートに込められたメッセージを一人一人の保護者に丁寧に伝えながら手渡しをする運動なのです。

※(写真はイギリス「Bookstart」サイトから転用)

センターとブックスタート

絵本・児童文学研究センターは、子どもの健やかな成長と大人の生涯学習を推進する機関として、1989年4月、小樽に誕生いたしました。以来、下記の事業を展開しつつ、現在では全国に1500名の会員が集うまでになり、児童文化団体の規模(会員数/年間運用費用)からいっても、全国でもっとも大きな団体のひとつになりました。その過程で、名誉会長に元文化庁長官の故河合隼雄氏(臨床心理学者)、会長には中松義治小樽市長などが役員として就任されております。
 
 ブックスタート運動は、現在、緊急で必要な事業でございますが、小樽市に限らず各市町村の財政的逼迫の状況下では、ブックスタート運動にかかる費用の捻出は困難といえましょう。しかし、子どもの成長に「待った」はききません。そのため、昨年度の絵本・児童文学研究センター理事会において小樽市でのブックスタートにかかる費用(200〜250万円)を、絵本・児童文学研究センターが負担しかつボランティア等の人材派遣(児童図書相談士)を含めての事業展開をすることについて了承されました。以後、小樽市ブックスタート協議会の結成、さらに小樽南ロータリークラブの協力を経て現在に到りました。

 絵本・児童文学研究センターは今後ともブックスタート運動に限らず多くの公益事業を展開してまいりますので、ご支援のほどお願い申し上げます。


配布される絵本のセットです。
小樽でもブックスタート始まる!