2008年8月16日（土）（終了） 　開場　　13時30分 　開演　　14時00分 　演奏会　14時00分〜14時20分 　上映会　14時30分〜（上映時間１時間48分） 小樽市民センター（マリンホール）   入場無料（要入場整理券） 453名 ■映画「森の学校」 あらすじ 　昭和１０年代初頭の丹波篠山。静かな城下町には、群れをなして遊ぶこどもたちの歓声が今日も響く。彼等は、町の人々にあちこちで叱られながらも、性懲りもなくヤンチャや悪戯に明け暮れる。 　ガキ大将、雅雄は歯科医河合家の息子で、男ばかり六人兄弟の三男坊。とびきり腕白な雅雄には意外な一面があった。しばしば発熱し、学校を一月も二月も休んでしまう。久しぶりに登校しても、勉強はさっぱりわからず、成績の良い他の兄弟たちへの劣等感は増すばかりで、見舞いにきてくれた祖母さとにも悪態をついてしまう。そんないらだった雅雄の心を癒してくれるのは、いつも篠山の自然だ。 　ある日、東京から美代子という少女が転校してきた。蛙や虫を怖がる都会育ちの美代子は、女の子の仲間から孤立し、疎外された存在だ。だが、雅雄と自然の中で遊ぶことによって心を開いていく。 　秋のある日、雅雄の仲間の中で一番弱くてとろいヒコやんが、隣村の宿敵勝久たちに苛められる。雅雄は一騎打ちで憲兵隊長の息子である勝久を負かすが、親たちは雅雄の両親を責める。 　噂を聞いて駆けつけたさとの取り成しで親たちの興奮も静まるが、雅雄は事情も分からずに皆に頭を下げ、丸く治めようとするさとに反発し、罵詈雑言を浴びせかける。 　晩秋さとが倒れた。雅雄が駆けつけた時には、さとはすでに事切れていた。一言もおばあちゃんに謝れなかった雅雄は落ち込む。しかし、その背後に立つ母は優しく語りかける。 原作『少年動物誌』〜 小動物たちとの詩情溢れる交流記 　草むらからのぞくイタチ、枯野に独り遊ぶタヒバリ、青黒い淵にひそむ大鯉……さまざまな動物たちのひそやかな息づかいが、人間の生活のすぐ近くに聞きとれた、丹波篠山での心豊かな少年の日々を回想した珠玉の短編集。 福音館文庫　定価735円 河合　雅雄 1924年生まれ　兵庫県在住 京都大学名誉教授 兵庫県立丹波の森名誉公苑長 兵庫県立人と自然の博物館名誉館長 　京都大学理学部動物学科卒業。専門は生態学、人類学。サルからヒトへの進化の問題を研究。朝日賞、ＮＨＫ放送文化賞、紫綬褒章、日本学士院エジンバラ公賞などを受賞。主著に『少年動物誌』(福音館書店)［野間児童文芸賞推奨作品賞］、『子どもと自然』(岩波新書)、『人間の由来』(小学館)[毎日出版文化賞]、『小さな博物誌』(筑摩書房)[産経児童出版文化賞]、『河合雅雄著作集』全13巻(小学館)、「河合雅雄の動物記」シリーズ(フレーベル館)の『大草原のウサギとネコの物語』、『三羽の子ガラス』は、産経児童出版文化賞推薦受賞。 ■童謡演奏会 多賀　白 　桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽部を卒業。卒業後二年間、ウィーン国立音楽大学へ留学。オーヴァーシュッツェンの音楽セミナーに参加。帰国後、オーケストラ、室内楽等の演奏活動を行う。（札幌に於いて、ママとお腹の赤ちゃんのための胎教コンサート、北ガス室内楽サロン、北海道桐朋会フレッシュ・コンサート１５周年記念講演会等に出演。）2003年、デュオ・リサイタルを開催。ヴァイオリンを鷲見健彰、ミヒャエル・シュニッツラーの各氏に、室内楽を篠崎功子、ルドルフ・レオポルドの各氏とウィーン・ハイドン・トリオに師事。桐朋学園大学付属子供のための音楽教室（札幌分室）ヴァイオリン講師。ensambule　gouttes　のメンバー。絵本・児童文学研究センター第16期正会員。 小野　由惠 札幌市出身。桐朋学園大学音楽学部演奏学科卒業。 札幌市新人音楽会、札幌市民ロビーコンサート、日演連推薦新人演奏会等に出演後、各種団体主催の演奏会に出演。またオーケストラや吹奏楽団等との協演、客演の他、アンサンブルでも数多くのソリストと共演、ジャンルにこだわらない幅広い演奏活動を続けている。近年では、０８年１月Kitaraのウィンターコンサート「グリーク没後１００周年記念」演奏会、４月「藤原靖久・武藤厚志　Percussion Duo Concert」に出演。また、０６年９〜１０月東京を中心に活躍中のシャンソン歌手・水織ゆみ氏と札幌と京都で共演、同時にアレンジも手がける。現在、“ミュージック・プレイス・オン”を主宰、後進の指導にあたる。藤女子大学、北海道札幌厚別高等学校、日本福祉看護学院、各講師。札幌音楽家協議会、北海道桐朋会、日本ショパン協会北海道支部、北海道国際音楽交流協会、各会員。ensambule　gouttes　のメンバー。毎日こどもピアノコンクール審査員。 当日の様子 　                         お問い合わせ先 特定非営利活動法人　絵本・児童文学研究センター TEL 0134-27-0513 E-mail aporia@seagreen.ocn.ne.jp （敬称略）

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